台拭きの話

エマです。

少し前に、立て続けに台拭きの話題がブログに上がっており、且つ発言小町にもトピが上がっていました。台拭きは雑菌だらけで口や手を拭くなんてもってのほか!という意見でほぼ一致。まぁ、大人になった今は私もそう思います(でも雑菌だらけなら台を拭くのもアレなんじゃ?なんて思ったりもしますが)。

私が小さかった頃、母は台拭きしか出してくれず、お手拭きはありませんでした。食事の際は食卓の上に台拭きだけが置かれていました。小さな子供がまだ上手に食べられず、手や口元を汚すのは当たり前。つい目の前にある台拭きで拭いてしまうのです(私の場合、納豆で口元、焼き魚の小骨を指で取って指先を汚すとかが主でした)。勿論両親には台拭きで口を拭くのは禁止されていましたから、親の見ていない時にササっと素早く拭くのです。毎回要領良く拭けるかといえば、そうもいかず、父に見つかったら最後、持ち替えた太い父用の男箸の柄でもって頭をバシーン!と叩かれました。丸箸でない、柄の太い箸で二本合わせ持って殴られるので、物凄く痛かったです。小学校高学年・中学生になる頃には箸さばきも上達したのもあり、手を汚す事は減りましたが、やはり食べた後は手の甲で拭うのではなく、何かで口を拭きたい。それでティッシュを使うようになりました。しかし節約家の母に見咎められ、ティッシュは買うと高いから止めるよう注意される事が多く、時には食べ終えたら直ぐに洗面所で口元を水道水で洗うように。ティッシュと水のどちらが高いのかと言われたら、どうなんだろう。ドイツは水の方が高いかも。

そんな自分の過去から、我が家では子供たちにはおしぼりを毎食用意しています。まだ子供たちが小さく、ハンドタオルだと大き過ぎるし、タオル生地って案外汚れが落ちにくい。なので、古着の触り心地の良い布地を適当にジャキジャキ切って使っています。パジャマのズボンやレギンスの綿100%なんかが使い勝手が良いです。切り口が少しくるんと巻かれて、ほつれない素材を使っています。毎回捨てても良いものですが、洗濯して再利用(毎回古着を切るのが面倒で)。匂いが気になれば、最後に汚れ物を拭いてからゴミ箱へ。それ以前はウェットティッシュを使っていましたが、私としては布地の方が触り心地も良いし、口元や手を拭いやすいかなと思い、自宅では専ら布地の口拭き、外出時はウェットティッシュで対応しています。

また、お茶会や夕ご飯などに人を招いたりした際はペーパーナプキン、普段用として、手が汚れる料理の場合はキッチンペーパーを使っています。布ナプキンだと見栄えは良いですが、シミ抜きが面倒なので使いません。

うちの母は相変わらず台拭きしか食卓に出さないので、実家帰省した際は、子供たちにおしぼりを毎回用意しました。子供が小さいうちはやはり口元を大いに汚すし、手や指を使って食べてしまうこともあり、やはり拭いやすいおしぼりがあると安心です。またよくコップも倒す事が多いので、台拭き以外にも、傍におしぼりがあると便利です。

皆さんのお宅ではどんな感じなのでしょうか。屹度、家庭毎にその家その家のやり方があるのでしょうね。こんな台拭きの些細な話から、食事作り、整理整頓など、色んな衣食住に関する皆さんの工夫された記事を見るたび、こうして居心地の良い家庭が作られていくのだなとつくづく思います。それが屹度家族の笑顔に繋がってゆくのでしょうね。家事の苦手な私ですが、皆さんの記事をヒントに少しでも出来る事が増えたら良いなと思います。

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