エマです。
今日はまたまた長文です(ネガティヴな文なので苦手な方はスルーして下さい)
先日、最近始めた長男の日本語幼児教室の運動会がありました。この日はずっと、なんかもういたたまれなくなって、消えてなくなってしまいたかった。
長男はこの日、入会前の体験日と合わせて3回目の参加。運動会の練習には参加する事が出来ないままの参加。唯一練習に参加出来そうだった日、偶然私の具合が悪くて不参加でした。
運動会は幼児教室のある建物中のホール。バスが中々来なくて10分程遅刻したものの、幸いにもまだ始まっておらず。しかし長男はホールにすら入りたがらず、人見知りしない次男はどんどん中へ。入口のところで先生の1人が一生懸命に説得してくれてもアチコチ逃げ回り、でもママと弟が中へ行ってしまうと気付いて、そこでようやく渋々中へ。
皆さん凄いね。我が子の姿をカメラに収めるべく、皆んな手には携帯やハンディカムやらで撮影に集中し、ママたちはお互いの存在を無視(知ってる方も何人かいたんだけどね。目が合っても、それどころじゃないという鬼気迫るカンジ)。今時の親御さんって皆んなそうなの⁉︎とまずはビックリ。まぁ、親として我が子の写真、撮りたいよね。
まだ未就学児の運動会、演目も少な目で開催は1時間を予定。皆んなが並ぶところから、既に長男は参加する意思なし。先生たちに声はかけてもらっても皆んなの輪に入らず。最初のラジオ体操第一は踊り大好き💕な次男が私の側で一生懸命に真似っこ。こんな感じで、拒否る長男、参加したいのに参加させて貰えず、ひたすら泣きまくる次男に大変な思いをしたのでした。
合同玉入れは新聞紙を丸めてセロテープで止めた玉を、先生が二人膝をついて頭にかざしたダンボールに入れるというもの。長男は側に転がって来た玉を一つ、大事そうに手に持って、他の子供たちの喧騒の中、にじりにじり。たった一つだけの玉だからか、中々投げない。入らなくても、また拾えばいいのにって思い、見ている方は、ウズウズ。とはいえ、人と競って物を取る事の苦手な長男には、我先にと落ちている玉を拾うことすらハードルが高いのでした。なので、投げたそうにダンボールの側に群がる子供たちの周りをグルグル遠巻きにしている長男に、何で皆んなみたいに出来ないの、という焦燥感と、玉を投げたくても投げられない長男への憐憫との狭間に、外野の私はとても悲しくなってしまったのでした。運動会の中で最も悲しい時間でした。一方で次男は偶然手にした玉に興味深々、何でこんなにも性格が違うのだろう、長男も次男みたいに物怖じしない性格だったら良かったのに、とグジグジ考えたり。駄目だね、二人にはそれぞれ良いところも悪いところもあって、その個性が大切なのにね。長男の外に対して物怖じする内弁慶な性格は私と同じ。この頑なな天邪鬼な性格の為に、素直に物事を楽しめかなった。自分の人生を振り返って、その性格の所為で損した事が多く、出来れば長男には同じ思いをして欲しくない。それだけに、頑なな性格さ故に、やりたいことを我慢する長男を見ると切なくなる。結局玉を投げる事なく終了した玉入れ。長男に何故投げなかったか問うと、ダンボールの位置が高すぎて投げられなかったそう。そうね、背の小さな年少さんにはまだ難しかったかもね。
たまたま長男が好きなグミの小袋を取るだけのレースがあり、それだけが唯一自分から進んでやった競技でした。私が「グミ貰えるって、やってごらん」と背中を押すと、参加者集合場所ではなく、競技準備中のお菓子を持った先生たちに無言でまとわりつく長男。これには笑った。先生たちに誘導されてスタートラインへ。ヨーイどんで、グミの小袋がつけてある紐まで他の子供たちが走って行く中、長男はマイペースで歩いて、中々紐から小袋を外せない子供たちを余所に、カッと一発で外し、それで終了と勘違いしてコースを外れて私の方へ向かったところを先生に軌道修正され、一番でゴールへ。ただしゴールの意味が分からず、ゴールの紐をくぐって、私の所へ来て第一声、「開けれ」。ハイハイ今開けますよ。一番だった事より、お菓子に釣られたとはいえ、長男が自分の意思で競技に参加した事が何より嬉しかった。
運動会の後に売り上げで教材を購入する為のクジ引きがあって、これが曲者で、長男は悲しくて泣いてしまった。非営利団体である幼児教室があちこちにお願いして寄付してもらって景品を用意したり、スポンサーの皆さんから好意で景品を頂いたりで、少ない予算の中から遣り繰りしているのは良く分かり、本当は非難すべきではないのは重々承知している。しかし景品が子供たちと関係のないコスメのサンプルというのは如何なものか。貰って嬉しいママたちもいるかも知れないけれども。クジ引きに並んでいるのは皆んな子供たち。長男もHand Spinnerが欲しくて並びました。オモチャの景品が少ない中、かなり後ろの方の長男は気が気でなく、うまく当たった子を見ては羨ましそう。結局長男の番になった時、オモチャは無くなって、当たったのはコスメのサンプル。長男、号泣して私に逆ギレ。そりゃ泣くわな。コスメのサンプルなんか私も要らんがな。そりゃクジ引きだし、欲しい物が必ず当たる訳ではない事を長男も学んでいかなければならない。しかしね、新学期が始まったばかりで、アチコチのディスカウント店ではSchool Starter と称して色々子供向けの安い商品が店頭に出ている。こういう中から、キャラクターの書いてある鉛筆一本だって、小さなメモ帳だって子供たちは喜ぶんだよ。競技で使ったグミだって、小袋が詰まった大袋で五百円もしない。そんなんで子供たちが幸せになれるなら、私だって運動会前に寄付したさ。だってクジ引きのハズレ分だったとしても二千円位、ケチな私でも子供たちの喜ぶ姿を思ったら、お安い御用さ。今度先生たちに話して見ようか、いや、こんな事を言う私はモンペかしらね。
初めて参加の運動会で、色々思うところはあったけれど、先生たちや幼児教室の母体団体からお手伝いに来てくださったスタッフの皆さんが本当に親切で、子供たちに真摯に向かい合って下さっているのを自分の目で見る事が出来て良かったです。長文で失礼しました〜
皆んなの輪に入らず遠巻きに競技を眺める長男とママと遊ぶ次男。