皆さん、時間をどう捻出しているの??

エマです、こんにちは。

4月より次男が日本語学校に入学し、長男と一緒に土曜日の午後の学校生活が始まりました。二人同時に送迎なので、そこは随分と楽になりました。それでも、長男が三年生レベルのクラスに進級した事から、宿題の量が半端なく増えました。そりゃあ、補習校のように全科目の宿題があるのとでは屹度雲泥の差があるでしょう。しかし、日本語非母語者である長男にとっては国語の宿題だけでも大変です。

因みに小学校二年生の長男の通う現地校では三年生から少しずつ宿題が出ます。現在は授業中に出来なかった課題の残りを仕上げるという宿題がありますが、滅多にありません。なので、家でやる事といえば、兄弟共に、習い事である算盤の自宅学習を毎日少しずつ(算盤の授業のある日はなし)と、日本語学校の宿題。日本語学校の宿題は、漢字復習プリントと、特に新出漢字テストが毎週ある為、その勉強を毎日やります。

長男の習う漢字は三年生レベルになったというのもあり、漢字が難しく、習う字数も増えたというのもあって、どうしても最初の2.3日は覚えられなくて泣きながらやり、4日目位には、矢張り分からなかった漢字に対してヒステリーをおこし、5日目になんとか出来るようになるという風に、一週間をかけて仕上げていきます。その自宅学習中に残りのプリントや作文といった課題をこなしてゆきます。

次男はまだ小学校一年生レベルのクラスへ入学したばかりなので、漢字はまだなく、宿題もそんなに沢山はありません。これから少しずつ語彙を増やす課題と植物の観察日記が始まります。

何といっても、兄弟二人の自宅学習を、並行してみるのがとても大変。二人の横について一緒にやるのにも一苦労です。幼稚園・学童へ迎えに行って、少し休憩してから開始しますが、全て私の勤務時間中にやる訳です。フレックスなので、その分、子供たちが自由にしている時間に仕事に戻ったりしますが、それでも矢張り、夕食の準備やらもあるし、中々仕事の効率が悪いです。夕食後も仕事を続けている事が多いです。その所為でイライラする事も沢山あります。まだ子供たちに教えながら学習を進める事が多いというのもあって、側についている事が必須です。

ただ長男に関しては、算盤はもう私の手を離れているので、自分で学習しますが、長男一人に任せると楽な問題だけ解こうとするので、一応、これを今日はやる、と私と一緒に決めてから一人で進めて貰っています。次男は練習問題だけなら自分で出来る事もあるので、一人でやって貰う事もありますが、一緒にやる方が、彼としてもモチベーションがあがるし、時々繰り上がりや繰り下がりなどの問題に対して頭が混乱しているので、出来るだけ一緒にやるようにしています。

矢張り、最近とてもシンドいと感じるのは長男の漢字テスト練習ですかね。私たちのように日本で生まれ、普段日本語を使い生活している日本語母語者と、長男のようにほぼ日本語を使わない日本語非母語者とでは覚え方も感じ方も全然違います。日本語母語者だったら、普段会話している言葉を漢字に置き換えていくだけですが、日本語非母語者からすると、会話そのものが耳新しく、知らない言葉だらけ。また習った漢字でも、全ての読みを学校で習わないのですが、テストなどでは習ったものとして出題されます。この点と、音読み訓読みの違いがよく分かっていない事も相まって、出題文の意味を分からずに、習った事のある読みを、意味の全く違う同じ読みの漢字に当てはめようとするので、中々厄介です。例えば「強弱をつける」の漢字を覚えられないから「今日じゃくをつける」と書いたり。「強弱」の意味を教えても、普段使わないだけに、すぐには理解出来ない。また、「通学」の意味は「学校に通うこと」と同じ漢字・異なる読み方で覚えると良いと教えても頭はハテナだらけ。

そして時間配分が中々の難しくてですね。我が家は習い事との兼ね合いもあり、基本5時か6時15分に夕食、8時15分就寝です。睡眠はしっかり取って貰いたいので週末や長期休暇中以外は就寝時間を譲れません。なので、学校から戻っておやつもしつつ自宅学習・習い事、そして子供たちもTVゲームをしたりTVやYoutubeを観たい。そしてその間私も仕事をしなければならない。そんな中で、毎日忙しく、ぐったりです。土曜日に休みたくても兄弟共々日本語学校。唯一子供たちが宿題や自宅学習をしなくても良いと決めている日曜日は、もう疲れて何もしたくない・・・。しかし天気が良ければ子供たちを外に連れていきたいし、義実家や義祖母訪問もあったり。日本の子育て世代は皆もっと大変なのだろうなと思うと、皆凄い。子育て世代は体力・気力・財力に全力投入だな、とつくづく思います。それにしても一日24時間という限られた中で、他の家庭はどうやって一日の時間配分を計画されるのだろうと不思議に思ったりします。

元々何かにつけて要領の悪い私。こんな私でもフレックス可能な在宅勤務だから何とかなっている。とはいえ、最近は宿題に取り組ませる為のイライラが物凄いので、どうしても勤務時間を減らしたいなとか、専業主婦だったらそれなりにイライラせずに子供たちの自宅学習に付き合えるのかなあ、なんて思ったりしてしまいます。でもそれは不毛な考えであって、何かを不満に思う人は、何をしても不満を抱くものなのです。仕事を辞めても労働時間を減らしても、屹度新しい不満や不安でイライラするだろうし、私自身家事育児にガッツリ向いている性格でもない。取り敢えず頑張れるところまで子供たちと一緒に頑張って、日本語学校生活が親子共々精神的に負担になるようであれば、矢張りそれは辞め時だと思うので、その時は覚悟を決めるしかない。残念だけれど、精神衛生と子供たちが現地校できちんと勉強をしていってくれる事の方が大切だと思っています。我慢強い旦那は長男に、「本当に辞めたければ日本語学校を辞めてもいい。でももしかすると大人になってから後悔するかもよ。」と言う。ドイツ語直訳だと、「後悔する」という時、「自分自身に怒りが湧く」と表現します。「残念だった、しておけば良かった」という後悔の念というよりも、「何であの時やっておかなかったんだろう」と怒りを自分に向けるのです。こういう違いが分かるのも語学の楽しみの一つ。出来れば子供たちにもそのニュアンスの違いが分かるくらい日本語が出来たらな、なんて欲を出してみたり。だってやっぱり「どうだ、この日本語、美しいだろう!」って子供たちに誇りたい部分もあるからです。

取り敢えず、長男、日本語学校三年生、頑張っています。小さな次男も新しい学校生活を彼なりに頑張っています。もうちょっと親子一緒に頑張ってみよう、と思う今日この頃なのでした。

 

先週いっぱい、長男の学年ではリサイクルについて学びました。石鹸を作り、母の日の贈り物に。

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次男もお手紙を書いてくれました。

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