太陽系の惑星順列の覚え方

エマです、こんにちは。

惑星を太陽に近い順から、「水金地火木土天海冥」と呪文のように覚えた昭和世代。「水金地火木土天冥海」と時季により海王星冥王星の順番が変わる事もあるそうですね。でも現在は冥王星は惑星から除外されているのでしたっけ?ドイツではそうなっているようです。

呪文のように「水金地火木土天海冥」と言うのはカッコいい。幽幻道士の金おじいさん(故・金塗)が「水金地火木土天海冥、エロイムエサイム、あのくたら」と日本語吹き替えで言ってましたね。オリジナルだと何て言っているのかしらん。「あのくたら」って何だろうと思って調べてみたら、多分コレかな⁈ 真言だったのか〜。

阿耨多羅三藐三菩提【あのくたらさんみゃくさんぼだい】 サンスクリットanuttara-samyak-sambodhiの音写。 無上正等覚(しょうとうかく)と訳し,仏の悟りの智慧(ちえ)のことで,この上なくすぐれ,平等円満である意。 また仏の尊称でもある。

(コトバンクから引用)

 

ドイツではどう習うのか。

冥王星がまだ惑星だった頃は、

Merkur – Venus – Erde – Mars – Jupiter – Saturn – Uranus – Neptun– Plutoの順番を、敢えて直訳すると、「私のパパが私に、毎週日曜日に私達の9つの惑星ついて教えてくれる。」という文章で "Mein Vater erklärt mir jeden Sonntag unsere neun Planeten."とアルファベットの頭文字で覚えました。

現在冥王星が惑星から除外された事により、「私のパパが私に、毎週土曜日に私達の夜空について教えてくれる。」 "Mein Vater erklärt mir jeden Samstag unseren Nachthimmel." と覚えるのだそうです。元素番号や細菌名も語呂合わせの方が覚えやすいですね。

 

さて一昨日18時半に開催された保護者会。今回は私が参加。3時間もかった中で、九九の話がありました。日本だと小学二年生で九九は暗記が出来ていて、三年生から割り算に入るのかなと思います。長男の学校はですね、今二年生も7月に終了するというのに、九九をやっていません。7の2倍は14とか、そういう事はやっているようですが。3年生に九九が始まるそうです。ドイツの九九は、日本の九九のように「いんいちがいち」という覚える方法がないので、「いちかけるいちはいち」という暗記方法で覚えます(旦那の時代もそう)。それが最近では九九の導入として、まず視覚から入る方法を取るそうです。下記のような赤と青の表を同色のフィルムを2枚使って、何列かを隠しながら、列を増やしたり減らしたりして、10が何列あるからいくつ、など足し算で合計する形で計算していくそうです。

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長男は算盤をやっているのもあって、九九は出来ます。「いんいちがいち」という言い方は、日本語が未熟な長男には難しいので、普通に「いちかけるいちはいち」と暗記しました。既に頭の中で算盤をイメージして掛け算や割り算をしている為、視覚からのイメージでやると逆に混乱しそうな気もします。また性格的に、自分がもう出来るからと授業を聞き流す恐れがあって、そこを少し注意深く見守りたいと思います。

それにしてもドイツの学校の授業過程(特に算数)はゆっくりだな、と思っていたのに、保護者会では、授業内容多すぎと、何人かの保護者から苦情入り。これ以上何をゆっくりやれと言うのだろう、と不思議に思うのでした。実際に苦情を受けた先生もとても困っていました。とはいっても私自身、物心がつくのが遅くてぽわーんとした子でしたし、算数が得意な長男は母語であるドイツ語が苦手。ドイツ語非母語者である私がびっくりするような間違いを沢山します(特に間違った文法で会話する)。だから出来る子出来ない子の混ざった個人差のある低学年クラスでは、ゆっくりくらいが丁度いいのかもしれません。ドイツの中でも男の子9人、女の子8人のとても小さなクラス。皆で仲良く勉強して一緒に進級出来たら嬉しいです。

 

それでは皆さん良い週末を。