有難いもんだ。

エマです、こんにちは。

義両親が遊びに来たお正月。お互いに簡易テストをして、陰性確認をしてから会いました。子供たちは、クリスマスに貰ったプレゼントをお披露目してまわります。

そしてパン作りに使いたいと、旦那が義実家でもう使わないブラウンのスタンドミキサーを義母から貰いました。45年物の古い型ですが、物持ちの良い義母、まだまだ現役で使える代物。品質重視の義母、時折、軽量で使い勝手が良い最新の家事用品に買い替えると、我が家にお古を譲って頂く事が時折あります。ゆで卵メーカー、コーヒーミール、ホーロー鍋、掃除機、床洗浄機、買えば高い品々、我が家で今も大活躍中です。

スタンドミキサーを試しつつ、お昼ご飯の準備をしている間、それを手伝う義母の話し相手になる旦那。義母の相談や愚痴を聞く事が出来るのは、未だ義実家に同居している義弟ではなく旦那。色んな意味で頼りにされているのが分かります。14歳も年の差があるのも、頼りにされる理由の1つでしょう。

それから、クリスマスのお小遣い。ドイツではお年玉はないけれど、誕生日、クリスマス、イースターなど、折に触れてお金をカードと共に包む習慣があります。金額的には誕生日とクリスマスが多め。義叔母から子供たちに。義祖母(旦那の祖母、子供たちの義曾祖母)から聖ニコラウス時のお小遣いを子供たちに、そしてクリスマス分を我が家4人に。義祖母は以前、年齢や続柄(血縁かどうか)によって金額等の差をつけていましたが、今や子供・孫・曾孫が総勢14人、更にその配偶者たち、と人数が多い為、ここ数年は1人幾らと同額設定にして、家族人数分のお金を包んでくれるようになりました。物凄い金額になるだろうと思われますが、それでも義祖母の楽しみの1つでもあるようです。

義両親からも我が家4人に、義祖母以上に結構な金額を貰います。大切に貯金したいと思います。そして自分の取り分は子供たちに分けてあげて、と執着をしない旦那も、矢張りこの両親にしてこの息子、といった風でもあります。自分の稼いだ給与も、家族皆んなのもの、と出し惜しみしないのも、有難いです。徳のある人たちだなぁとつくづく思います。そして子供というのは、親にとってはいつまでも子供。子供からお小遣いを貰うとか、そういう事を望んではおらず、次の世代に同じようにしてやれば良いと考えている。私の両親も同じ考え。私たちも子供たちにそうしてあげられれば良いなと思います。

義両親や義祖母、今は亡き義祖父2人、義叔母夫婦と、私は縁あって縁戚になった人たちに、物凄く恵まれています。外国人の、しかも欧州人ではないアジア人を、何の偏見もなく受け入れてくれている。勿論、ドイツという国にあって、日本人であるという事は、ある意味幸運と言ってもいいでしょう。ドイツに移住して来た草分けである先人たちの苦労や品位ある振る舞いが、日本人に対してドイツ人を好意的にしてくれている。

何だか沢山の感謝をしみじみと感じる新年の始まりを迎えることが出来て、幸先が良いように思いました。

新しい年が皆さんにとっても、健康で良い年となりますように。

f:id:Mimilein:20220107024223j:image

旦那、食パン作りにハマり中。