最近やっぱり検索しがちな事

エマです。

いつまで経っても堂々巡り。何でも簡単にネット検索出来る世の中になったからでしょうか。子宝に恵まれずに検索。つわりで検索。逆子検索。無痛分娩検索。子供たちの成長について検索。検索しない日はない位。本当の事かどうかも分からないネット上の大量の情報の波に溺れがち。そんな私が定期的に検索してしまう事がある。いつもは楽観的に考えている事が、突然心配の種となって、むくむくと頭をもたげてくる。そして発作的にグーグル先生にキーワードを入力してしまうのです。

「2歳児 喋らない」

2、3歳児の言葉の発達には個人差がとても大きいそうですね。脳内処理の発達の関係で男女差が出るのも医学的に説明可能だという記事を読んだ事があります。屹度次男はまさに、ゆっくり言葉を習得してゆくタイプなのでしょう。

言われた言葉をおうむ返しする事はあります。然しそれを脳内に蓄積して次回に言葉として出す事はありません。二語文はドイツ語でのみ「パパ、仕事」「車、走る」「パパ、待って/来て」のみ。言える単語も発音が変なので、理解出来るのは恐らく親である私たちだけだと思います。基本、擬声語・擬態語及び宇宙語で何かしら話しています。何か取って欲しい時は「ダー!ダー!」と指差して叫び、どれの事か分かって貰えないと奇声。クレーン現象に似た行動もあります。喜怒哀楽が激しく、拗ねやすく、反撃精神旺盛です。以前本気で噛み付く時期があったものの、ようやく叱られると理解したのか、噛んで食べる真似に変更しました。私の腕を舐めてくる事もあります。

耳はきちんと聞こえている模様。人の指示に従う事も出来るし(何々取って来てなど)、大好きな音楽では、歌う時の音階は完璧で、ただ歌詞を発音出来ないだけ。舌が長く、いつも舌を出していたり、口の中に収める時は巻き舌にして収納しているようです。ストロー舌を更にクルッと捻る事まで出来る舌の長さ。これも滑舌に影響があるのかもしれません。加えて時折見せる表情が、個人特有のものなのか、時々あれ?と思う事があるのです。ただ旦那の子供の頃の表情に似ている事もあり、私の思い過ごしかなと感じるのと同時に、やはり何かあるのではないかと勘ぐってしまうのです。

食べ物は偏食気味で、肉ばかり食べています。痛風になるよ〜、なんて旦那に言われても、🍖🍖🍖🍌🍌🍌🍇🍇🍇🍕🍕🍕🍝🍝🍝、野菜は食べません。食べるとしたら気が向いた時にミニトマト、ピクルス、ポテト(ケチャップ、マヨ付き)。

こうした次男の状況は、多かれ少なかれ幼児にはよくある傾向なのだと思います。それでも、いつまて経っても、きちんと話せない次男にヤキモキしてしまうのです。

もう少ししたら、こんなに悩んだ日々を笑い話だと振り返る事が出来るのだろうか。私の悪いところは、自分を傷つけない為に、先回りして「最初から分かっていたんだけど」とか誰かに最終通告を受ける前に自分でその通告が自分で考え出した結果のように話して、自分自身で諦めさせる方向で、他人に言葉をかけてもらうよりも先に、自らの言葉でがんじがらめにする事だ。自虐ではなく、自分自身を守る為の言葉たち。呪詛のように自分を縛り付ける言葉たち。自分自分自分、私は自分が可愛すぎる。

数週間前に、水曜日から金曜日まで、次男の保育園のクラスは9時から2時半まで森へ遊びに行っておりました。3日間幸運にも雨も降らず、次男も森の中で遊ぶのが楽しかったようでした。寝かしつけの際、「Wald! Wald! (森!森!)」と森に行った事を伝えようと努力します。私たちの会話はいつも一問一答、質問形式で進みます。

「森へ行ったんだね」

「んふ」(Nein/いいえは言えるのにJa/はいと言えない2歳児。最近言えるようになってきた)

「電車で行ったの?」

「んふ」(そして思いついたように)

「Hand! Hand!」

「お手々繋いで行ったの?ヨハンナと?」

「んふ。ハンナ〜。ららら〜♪」

「ららら〜ってお手々繋いで歩いたの?」

「んふ」

先生のうちの1人が産休に入った日、次男が何か聞いて理解したのか聞いてみました。

「S先生、ベイビーが来るから保育園お休みするんだって」

「Baby kommt (ベイビー、来る)」

「先生、ベイビーが生まれたら、ベイビーと保育園に遊びに来るかもね」

「ベイビー、ママ〜ママ〜!」(ベイビーがママを呼ぶ真似)

こんな会話をその水曜日から50回位は繰り返して話しました。これ以外にも洋服だったり、自分の行動に対して、こだわりが物凄いのです。

そして最近生意気になってきた次男。超生意気な長男の影響です。ちょっかい出されると直ぐに喧嘩するのに、一緒に遊んでいる時は兄と同じ行動を一生懸命にする次男。少しでも自分の要求が通らないと奇声。誰かにやってもらったり、欲しい物を貰えるのが当たり前と思っている2人。長男に至っては、プレゼントを貰っても、有難うを言う前に、これじゃなかった〜とか次に欲しい物を言い出す始末。兎に角恩知らず。我々の躾の至らなさもあるのだろうけれど、貴方達の世界はまだ小さく狭い。外の世界へ飛び出して、自分の思い通りにならない世界があるという事を思い知るがよい。

薄毛でロンパースだけだと本当にベイビーみたいな次男。喋れないから余計にベイビーみたいで、そんな扱いをしてしまう。甘やかされて、ちょっとパパに怒られると拗ねる次男。次男のように直ぐに拗ねる人の事をドイツでは冗談ぽくbeleidigter Leberwurst (侮辱されたソーセージパテ)と言います。よく旦那がそう言って揶揄するので、言葉が面白くてつい笑ってしまいます。

こんな記事を何日もかけて捏ねくり回して書いているうちに、次男の言葉も増えてきたような気がする。育児とは、こうやって不図した事で悩んだり、悩んでいるうちにいつの間にか悩みが解決していたり、一進一退、試行錯誤しながら繰り返す毎日の積み重ねなのだろう。時には重ねた積み木が崩れ落ちる事だってあるように、育児であろうと何であろうと、人間の感情や行為に確固たるものなんかない。崩れ落ちた積み木なんて、また積み重ねて行けば良い。早く積めるか、ゆっくり積むのか、その人が自分で決めれば良い。そしてゴールに辿り着く事が最終目的であるとも思わない。長男も次男もマイペースに歩んで行けたら良いなと思います。彼らがはにかみと自信を持って繋ぐ親の手を振りほどく日まで一緒に歩こう。歩こう、歩こう、私は元気。

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ベッドのお掃除中、よじ登る子ら。悪戯も2人ですると楽しみが増すね☆