日独ハロウィンについて考えてみた。

エマです。

昨日、大手小町でサンドラ・ヘフェリンさんのハロウィンに関するコラムを読んで参りました。そこで共感する事もあったり、いや、日本人は矢張りこうだからハロウィンにハマるのでは、と日独ハロウィンについて考えてみました。

ドイツでもハロウィンをイベント認識しだしてきましたが、サンドラさんが書かれていたように、アメリカから入ってきた商業文化で、宗教と関係ないのに何故に祝う、と我が家の旦那も大嫌い。宗教が関係ないと祝ってはいかんのかい?とツッコミどころ満載でもあります。そういう意味では、移民が多く、キリスト教以外の住民も増えたドイツでは、宗教色のないお祝いというのもまた楽しみの一つではないでしょうか。ただ、私が個人的に気になるのは、ハロウィンに関わりたくない人まで巻き込んで近隣を練って歩いてお菓子を強要する、というところ。我が家は幸い不特定多数の住む街中にあるので、町内会みたいなものが組織して子供たちとご近所を回ってお菓子をねだる、という事はありません。

基本お祭り好きな日本人、ハロウィンが受け入れられた背景が分かる気がします。そして何より、祭りに加わる事によって、「内輪」に入れるのです。「内輪」に入ると妙な連帯感が出来、それ以外は余所者になる訳です。「内」と「外」を分けて「内」にいる優越感を感じたがるのも、日本人の性質の一つと言えるのかも知れません(内輪ウケ、とか結構好きじゃないですか)。

それにコスプレ、じゃないですが、仮装とか制服・ユニフォーム、お祭りの特別な際に着る衣装、別人になってみるって楽しいですよね。身も心も別人になったかのよう。こればかりは日本人だろうと外国人だろうと、楽しくなる事間違いなし。そりゃぁ、ハロウィンみたいなイベント、参加してみたくもなりますね。勿論仮装イベントが苦手な人もいるかとは思いますが…。

ドイツには冬の終わりを告げ、仮装して祝う謝肉祭があり、花車からお菓子が投げ巻かれます。幼稚園でも仮装して来ても良く、お菓子が振る舞われます。大人も子供も大好きな祭日。我が家の子供たちは、この謝肉祭とハロウィンを、お菓子を貰えるお祭りとして混同しているところもありますが、どちらも楽しみな催しの一つです。冬の終わりに謝肉祭、冬の訪れる前にハロウィン、いいじゃないですか。秋は祝祭日が少ないドイツ、秋の夜長にピッタリだと私は個人的に思っています。

また、ドイツにはイスラム教やその他の宗教、無宗教の人たちが大勢住んでいます。そんな中、ドイツでは当たり前のクリスマスや復活祭など、プレゼントを貰ったり、お菓子を貰ったりする事を、宗教上の理由から、親から禁止されている子供たちもいるのです。なので、宗教色の少ないハロウィンのようなイベントがある事も良いのかな、と思います。勿論、酔っ払って行き過ぎた犯罪行為に走る若者たちがいる事は肯定しませんが。

折角のお祭り気分、楽しく過ごせると良いですね🎃

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