自然に優しいらしい歯ブラシ

エマです。

先日ドラッグストアに行ったら、そのドラックストア自社製品なる、自然に優しいアウトドア歯ブラシというのを発見。毎日出るプラスチックごみやら日常品に、ややうんざり気味だったのもあり、自然に優しいというその商品の謳い文句に踊らされて早速購入してみました。現在の換算レートで日本円だと245円位です。

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箱書きには竹製品となっており、竹のグリップ、竹のブラシなんだそうです。

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万人が使えるようなドイツの平均の歯ブラシの大きさなのでしょうか、ヘッドがやや大きいのは致し方ないとしよう。普段使っているOral-Bの歯ブラシと比べるとやはりヘッドが大きい(電動ブラシは苦手で家族内で私のみ手動です)。

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実際に使うと、矢張りヘッドの大きさの所為で口が痛い。ブラシ自体は案外柔らかく、逆にちゃんと磨けているかに不安要素あり。しかも竹の味がする・・・。なんだか割り箸を口にくわえているような微妙なお味。また、日本のように湿気が多くカビやすい場所では、使用後はしっかり乾かすようにした方がいいかもしれません。

二回目の使用の際、ブラシとグリップのラインが口角に擦れて痛かったです。プラスチックの滑らかな歯ブラシだったらあり得ない感覚。これもまた割り箸で口角を擦ったような嫌な痛み。

個人的には、もう買いません。キャンプ用に使い捨て目的ならば買ってもいいかもしれないけれど、毎日日常的に使うものは矢張り気持ちよく快適であって欲しい。最近手に入らなくなってしまったのですが、私だって一応自然の事を考えてですね、歯ブラシのヘッドだけ取り換え替え可能の歯ブラシを使っていたのです。何故か最近手に入らなくなり、仕方なく3本安売りセットのOral-Bを使用中。

取り敢えず新発売の製品なので、これからもっと改良されていってくれる事を期待します。欧州ではプラスチックのストローももうすぐ禁止になります。色んな分野で自然素材が大活躍してくれる事でしょう。

旦那に「もうコレ再購入なし」と使用結果を伝えると、「じゃ、それでお箸作ろうか」だって。色んな物を再利用するのが大好きな旦那。廃材が地下室に沢山あります。人の事は云えないワタクシも、トイレットペーパーの芯とかキッチンペーパーの芯やら紐とか廃材を収集しがち。週末地下室の片づけをしていたらビールの王冠のギッシリ詰まったタッパーが二つ。捨てようとしたら旦那に阻止された。暫く地下室のオブジェにするんだそう。多分暫くどころか数年越しに我が家にとどまる事間違いなし。夫婦で何やってるんだか・・・。なんかの巣だよね、もう。

しかし今回のこの竹製歯ブラシ。自然に優しいという、この謳い文句が気にかかってですね。自然素材で自然分解可能というのを打ち出し過ぎると、かえってその辺に捨てても構わないんじゃないかという感情を助長しそうで。なのでその販売に加担したくなくて陳列棚で暫し悩んでいた謎のアジア人。取り敢えずはお試しで購入しました。使い捨て可能なアウトドア歯ブラシですが、使用後のゴミは家に持ち帰って処分しましょう。だって、自然分解出来るからと言って、バナナの皮や歯ブラシを自分の庭に捨てますか?私は捨てません。当たり前の事ですが、自分の居住範囲内でやらない事は他所の土地に行ってもやってはなりません。チョモランマ登頂を目指すアイツラ、許せん。山や自然にゴミを捨てる輩が多すぎる。ぷんぷん。

A1 |エベレストのポスターアートプリント60×90センチメートル180gsmネパール壁の装飾の#14265

便利なプラスチック。生活に必要な分はプラスチックでもいいけれど、プラスチックでなくても良いものも屹度ある筈。周りはプラスチック製品に溢れかえって、違う選択肢がないのが不満です。ある程度の選択肢が消費者にもあったら、自然大好きなドイツ人の事だから、プラスチックを避けるんじゃないかと思う。そして選択肢があっても、値段の違いがネックなのです。プラスチック製品やプラスチックで包装されている方が安かったりする。家計にも優しくないと、自然にも中々優しくなれないという。うう、ごめんよ自然。大切に思ってはいるんだけれども、我が家の財布の紐がそれを許してくれないのです。

なので自分の出来る範囲内で小さな事でも良いので、自然を大切にしてゆく所存です。