動かない主暖房

エマです。

ドイツは大体どの建物もセントラルヒーティングが入っており、冬は暖房が必須。2月に入り寒さも増したという本日、我が家の入っている建物のセントラルヒーティングが止まってしまいました。毎年真冬の週末に起こるこのトラブル、なんとかならんものかとプンスカしています。

我が家の賃貸物件は、百年単位で建物を使用するドイツの中では比較的新しい1994年築の建物。断熱性に富み、普段は暖房を入れずとも暖かいので、冬でも半袖で過ごす事が出来ます(ドイツでは1950年以降に建てられた建物はノイバウと言い、それ以前をアルトバウと言い分けて分類します)。

新しい建物とはいえ、やはり真冬に主暖房が止まると足元が寒いです。そしてお湯が止まるので、お風呂には入れません。古い建物ならお風呂場にボイラーが設置されており、こういったトラブルの際は困らないのですが、いかんせん、主暖房のトラブル、管理会社の業者に連絡するしかありません。しかも週末故に、今日誰かが来れるかは保証出来ないとコールセンターに言われ、結局誰も来ませんでした。明日修理される事を期待します。

我が家の住む辺りはドイツの中でも比較的温暖な地域で冬もあまり寒くないので、滅茶苦茶寒いバイエルン州から転居してきた初めての冬の暖かさに驚いたくらい。降雪しない分、雨などでビシャビシャする事が多く、いっそ雪になってくれた方が傘入らずで楽だと思う事もあります。

また、ドイツの大抵の賃貸物件では、冬の外出時や旅行等で家を不在にする際、完全に暖房を切ってはいけない規則があります。そんな時は暖房の強度調節ノブの雪印に設定します。これは配管が寒さで凍って破裂するのを避ける為に使います。 

↓こんな印。

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ドイツの冬は乾燥が激しい上、セントラルヒーティングが点きっぱなしなので、洗濯物が良く乾く乾く。夏場なんかより余程乾きが良いです。部屋の空気が乾燥し過ぎているので、よく洗濯物を干してから寝ると加湿になって良いとも言われます。

夏場に冷房無しで熱中症になる位暑い日本。暖房がないと低体温症になる危険のあるドイツ。暑くも寒くもなく、身軽な格好で活動出来る国にも住んでみたいものだ。そんな夢のような国、あるのかしら?

兎に角、明日仕事から帰宅して主暖房が動かなかったら、ちゃぶ台ひっくり返す勢いで怒る事を今から宣言しておく真冬の夜長。まぁ、怒っても何にもならないんだけれど。