長男の登園拒否

エマです。

夏休みが終わり3日目、長男の登園拒否に鬱々としております。

1日目は問題なく登園。主力のJ先生が朝のシフトで既に1人で朝食の準備を切り盛りしていたところ、長男を引き渡す。彼の育てたトマトの写真を先生に見せてから、私と次男にバイバイ。迎えに行った旦那に聞いた話では、その日の午前中長々と泣いていたそう。ひとしきり泣いた後は友だちと楽しく遊べたみたいです。

2日目、私の定休日。幼稚園の下駄箱で、2階にある部屋へ上がるのを拒む。無理矢理何とか2階へ連れて行くも、私の足にしがみついて離さない。J先生が根気よく説得するも、号泣。その日は仕事が休みだし、無理に幼稚園へ行かなくても良いかもしれないけれど、夏休み明け、初めが肝心。長男を引き離したJ先生に早く行くように促されて、次男と幼稚園を後に。お迎えの際の話では、午前中はかなり長い間泣き、泣き止んだ後もずっと1人で不貞腐れていたそう。午後は普通に遊べていたようです。

3日目の今日。兄弟2人共珍しく早く起床したものの、登園を拒否して中々着替えてくれず。何とか宥めつつ7時に家を出ようというところで癇癪が爆発。幼稚園へ行きたくないとゴネて号泣。次男はご機嫌で出発をまだかまだかと待ち遠しく待っており、私だって今日はお迎え当番。早く出勤しないと早く退社が出来ないので焦る。旦那に電話をして説得を試みたものの、聞く耳を持たない長男。登園するのに3時間かかりました。おかげで次男をピックアップ出来たのは5時でした。

この日は次男の送迎時刻の関係で先に次男を登園させてから長男を幼稚園へ連れて行きました。J先生は、中々来ない長男に、今日は休みかと心配していました。登園に3時間かかった経緯を伝えてると、かなり驚かれ、でも頑張って来た長男に優しく接してくださいました。

私はというと、心が折れて千々乱れた気持ちで会社へ急ぎました。出勤する間はニコニコしながら会社へ向かおうと決めているのに、今日ばかりは心が頑なに、青い空のバカヤロー!みたいな気持ちで、一日中心が落ち着きませんでした。

最近よく長男に「ママは仕事に行かないで、家にいて」と言います。「仕事に行かないと、ご飯もオモチャも買えないし、このおうちには住めないんだよ」「パパが仕事に行けばいい」こんな会話をよくします。「仕事」に関して、まだ想像がつかないのでしょう。私だって仕事をせずに家にいられるなら、子供たちと一緒に過ごして、その成長を見守ってやりたいと思う。多分その方が言葉の発達の面でも良いはず。しかし仕事をしない事は我が家にとって死活問題でもあり、その選択肢は私の中ではないのも事実。また今でこそ無期限ビザを取得しているけれど、就職して自立出来ない外国人に査証の審査は通りません。査証がないイコール国外退去になります(配偶者ビザを取得すれば問題はないですけれど)。また、将来の為に年金の保険料を納めておきたい。ドイツでは子供を産んで時短勤務になると、子供1人につき、将来貰える見込みの年金額が約20%減額すると言われています。少子化国家のくせに、もう子供を持つ事が何の罰だよ⁈ みたいな、健康保険制度の仕組みの狭間に、女性たちは突き落とされています。現代健康保険制度の落とし穴です。問題視されてはいるものの、政府は票田である高齢者たちの年金受給額をアップしたりと、改善には至っていません。至極残念です。

長男の登園拒否には色々な理由があるのだと思うのです。単に家で遊びたいから、とか行くのが面倒だとか。ママがいなくて不安な気持ちは、特に幼稚園内での人間関係にも密接に関係しているのも理解出来ます。大好きだった年嵩の遊び友だちが夏休み明けから就学し、幼稚園へは来なくなりました。年嵩だったのもあり、長男は彼からある程度庇護されていたのだと思います。幼稚園には意地悪な乱暴な子たちもいて、長男も苦手なようです。だから手放しにママの側が良いのではなく、小さな子供の社会がストレスなのでしょう。出来る事なら「無理して行かなくても良いよ」と言ってあげられる環境を作って、子供の気持ちに寄り添える事が出来たら良いのだろうけれど、現実的には、無理。私は子供の事を考えず、自分の保身の為だけに子供に無理強いさせているのではないだろうか。子供の成長するあっという間の期間、過去を振り返って、私は後悔するのだろうか。育児に白黒なんてない。白だったり黒だったり、時には灰色やまだら模様だったり。騙し絵のように見る角度によって見えるものが違ってくる。自分が子供たちの気持ちを犠牲にして仕事をする事は間違いだとも正しいとも言う事は出来ない。自分をそう正当化させないと苦しいから、そんなどっちつかずな考え方で自分に安心を与える。私は一体何がしたいのだろう。

明日はもう少しすんなり登園してくれるだろうか。屹度解決策などなく、時間薬のように毎日の惰性で、いつものスケジュールの流れに身を任せて行くしかないのだろうな。夏休みが明けて、明日は4日目、通常運行までもうひと踏ん張りしよう。

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新しい扇風機、品薄・売り切れの中、30ユーロで購入。これで夏を乗り切るぞ〜!