THE 虫

エマです。

私自身は虫が好きなような嫌いなような、興味津々だけれど、ちょっと怖い。しかし、どちらかというと好きな人です。愛読書は昆虫図鑑(嫁入り道具として日本から持参)。日々苦手な虫も要チェック。ほら、苦手な虫の習性を知っておいた方が対戦時に役立つに違いないじゃないですか。なんだかんだ言って、基本的には虫、好きです。

然し、虫で嫌なのは、人に向かって飛んで来るところ。飛びかかってくる雌の蟷螂やスズメバチ、G氏には、年甲斐もなく絹を裂くような悲鳴をあげます。物凄い跳躍をする竈馬もちと怖い。

とはいえ私という人間が、そこまで虫を怖がらずに手掴みしたり出来るのは、自分の親が虫を怖がらない姿を子供たちに見せていたからかも知れない。私の親の世代は1、2世代遡れば農家が多く、自然の中で大いに虫と戯れて育った世代。私自身が自然が多く残っていた都下に生まれ育った腕白者。当時、今では見かけなくなった虫が沢山いて、恐怖体験も含めて、虫は遊び友達でした。あまり人間のお友達がいなかったしね…。夜遅く、バイト帰りに田圃道を自転車で疾走していたら、かなぶんぶんがオデコに激突して超痛かったのも良い思い出。

ドイツでは常に湿気と生ゴミの出る飲食店ならいざしらず、普通の家屋の中でG氏には出会いません。家の中で遭遇する虫といえば、果実や植物につく1-2mm位の小蝿と、それを捕食する飛び蜘蛛。シルバーフィッシュも時々います。蜘蛛もシルバーフィッシュも益虫。飛び蜘蛛は、ぴょんぴょんして可愛いヤツ。いつも見かければ放置してしますが、家族の動線上にいる場合は、チラシの上へ誘導して、植木の上やベランダへ避難させています。こそばゆいし、万が一指で潰してはならないという変な気配りをして、直に手には乗せません。

ドイツでG氏を身近に見ないのもあるのか、ドイツ人は蜘蛛を非常に怖がります(主に女性や子供)。どうやら蜘蛛は、人間の恐怖を感じる本能に訴えかける形状をしていると、何かの記事で読んだ事があります。まぁ、毒蜘蛛でなく、大きさも女郎蜘蛛以下なら、私もそんなには恐れもしません。大体において、糸を張る蜘蛛は一定箇所から動かないし、行動範囲の広い家蜘蛛は基本シャイなので、普通にしていれば、関わりがない。目の端をカサコソ移動していたならば、自分の動線に気をつけて見送ってあげれば良いだけ。益虫なので、良き共同生活を送れたら幸い。とはいえ、そんな大きな蜘蛛にドイツで出くわしたことはないので、それはそれで良い(1度だけ大き目の家蜘蛛に地下の洗濯室で出会ったけれど、日本のアシダカグモに比べたら迫力に欠ける)。 

我が家の長男も蜂は多少怖がるけれど、基本虫に興味深々。先日も飛蜘蛛を直に手に誘導して逃してあげたり、園庭で穴掘りして出てきたミミズを手に乗せて来て、家で飼いたいとせがんだり。最近は蟻の巣を観察したり、暖かくなってきたので、出て来た虫たちに興味の眼差しを向けている。次男も怖々としつつも、そんな長男と虫の関係を見守っていて、良い影響だなぁと感心しています。少しずつ、虫の生態を観察して、触っていいのか、どう触って良いのか、色々学んでいって欲しいです。とはいえ気候柄、昆虫や両生類・爬虫類の種類が少ないドイツ。是非次回の日本帰省では、色々な生き物たちに出会えますように(嫌でも出くわすしね)。最近は危険な外来種が増えた日本。帰省する度に増えている気がする。成長と共に子供たちも自然に触れ合う機会も増えるだろう。私も日本の現在の生態系について知識をアップデートしなければ!

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此処に画像を挿入しないとOn the Top が虫さん画像になってしまうので小休止フォト。

 

 

虫注意‼️苦手な方は此処でさよなら〜

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何故かスマホからアマゾンのリンクを貼れなくなってしまったので、私の愛蔵書を。昭和56年第29刷発行、980円。同じような図鑑、中々見つかりません。

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蝉の抜け殻集めの応募広告(2007年)。実家でとっている読売系東京新聞に入っていたので、昆虫図鑑に挟んで保管。以前旅行先のお寺さんに掃き清められて山となっていたクマゼミの抜け殻、余りの大きさと量にビビった…