星拾った

エマです。

昨日はまだ雪があちこちに残っていて、子供たちは大喜びで登園中の道すがら駆け回っていました。とはいえ残った雪はまばらで、ジャコメッリばりの撮影は出来ませんでした。無念。

f:id:Mimilein:20180322052230j:image

長男を預けた後に寒い中、雪遊びしたり公園で遊ぶ次男。

f:id:Mimilein:20180322052404j:imagef:id:Mimilein:20180322052414j:image

寒くて頬も鼻も真っ赤。それでも手袋を拒み遊ぶ次男。中々保育園へ着きません。

そんな中、雪がちらちら降り出して、これは本格的になりそうだと、嫌がる次男をベビーカーに縛り付けて保育園へ急ぎます。パラパラと降る雪が次男や私の上へ。なんと六芒星の形の雪が。

f:id:Mimilein:20180322052853j:image

降る雪片全てが星の形。素敵素敵とはしゃぐ母に、次男も大喜び。寒いのに嬉しくて、保育園への道のりを軽やかにスキップする私。わー、誰かにこの素敵な雪片の事を伝えたい。解けないのなら、この星の雪片をかき集めて硝子の小瓶に入れて愛でたい。

保育園に到着して、次男の組の先生に「雪片が全部星の形で綺麗だったよ〜」と伝えたところ、その反応はイマイチ。まぁね、雪国だものね。雪片が星の形だなんて冬の雪国では普通の事で、一々気に留める事象ではないんだよね。騒ぐのは雪の珍しい外国人位なのかしら。でも、17年半も住んでいて初めてこんな可愛らしい雪片を見たんだもの、流れ星を見たのと同じ位嬉しいし、幸せな気持ちになったのは紛れも無い事実。

いいんだ、私はこの自分の感性が愛おしいと思える瞬間を大切にしたい。保育園を後にして、私は手の平を空に向けて、小さな星屑をそっと受け止めた。それはやがて私の体温で解けて儚く消えた。