君は何フェチ?

エマです。

おしゃぶりも指しゃぶりもする事がなかった長男がやめられない事、それはママの髪の毛に固執する事、髪の毛フェチです。

乳幼児の頃から、ママの髪の毛を引っ張ったり、プチプチ抜いたり、痛いのなんの。それから髪の毛を口に入れてチュウチュウ吸ったり。時々抜けた髪の毛が喉に絡まってオエッとなっても相変わらず口に入れる。毎度の事に可成り怒り続けた結果、現在では口には入れないものの、鼻下をこちょこちょしつつ、すんすん匂いを嗅いで楽しんでいる模様。髪の毛をいじって匂いを嗅ぐ事で落ち着くみたい。

寝かしつけの時は待ってましたとばかりに、私に背中を向けて横になるように指示し、髪の毛をすんすん。私もさっさと寝て欲しいので、勝手に触らせておく。夜中に目が覚めた時も、私の所へやってきて、もぞもぞ髪の毛を探し当てて、いじりながら寝入るという。日中も隙あらば触ってくる。最近は「触って遊んでいい?」と訊いてくるし、触りたいもんだから殊勝にも「ママの髪の毛きれ〜い」とお世辞を言ってみたり。

何なのだろう、長男のこの行動は。ストレス発散なのか、指しゃぶりのように安心して落ち着くのか。

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実は私も匂いを嗅ぐのが好きな時期が一時期あった。これは落ち着く為とかそういう理由ではなかった。確か時期は小学校2年生頃だったと記憶している。単に女友達の洋服の匂いを嗅ぐのが好きだった。私の実家では洗濯には柔軟材を使わなくて、洗剤も安いありきたりなもので、特に目立った匂いがする種類でもなかった。そんな中、いつしか学校の女友達が良い匂いだなぁと思って。勿論こっそり、スンと嗅いでみるだけ。自分の家の洗濯物と違う、柔軟材の良い匂い。何度もしつこく付き纏うのではなく、たまたまその子とスキンシップがあった際に本人にも気づかれない程度に後ろからスンと(まあ今思えば気付かれてたかも)。気に入った匂いの子の匂いは何回か嗅いでみたりもした。そんな子たちは決まって、他のお宅よりも裕福でお母さんが家にいる、おっとりとした家庭出身。素敵な香りを嗅ぐ事で、お母さんの匂いってこんな感じなのかなぁ、なんて思い描きながら、良いなぁって思ってた。私の母はパートに出ていて私達姉妹は鍵っ子だったし、自分でも気がつかなかっただけで本当は淋しかったのかなぁと、子供時代を振り返って子供だった自分を不憫に思う事もある。それも少し違う気もするのだけれど。「おもひでぽろぽろ」のような回顧物が好きだから、こんな風に感傷的になるのかもしれない。

何にせよ、人には何かしらハマるものがある。長男はママの髪の毛フェチ。指しゃぶりと同じでいつかはやめる日が来る。それまで、好きにおし。

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君は何フェチかな?