さよなら樅の木、有難う

エマです。

今日は3人の聖賢者の日。我が家は私以外の男衆は全て新教徒なので、あまり関係がないというか。旧教徒の私は肩身が狭い…

1月6日をもってクリスマスは終了。樅の木や聖飾りのお片づけの日です。クリスマス祝祭日の後に早々と樅の木を捨てている人も多くおり、道端にうっちゃらかされた樅の木を見ると悲しくなる。

元々植物の命を奪う切り花が嫌いな私。道端の草花を摘むのも嫌い。何故って答えは単純。私には命ある植物を創造する事は出来ないし、摘んでしまった草花を生かし続ける能力がないから。野菜を食べるのは生きる為だし、自分の血肉になるので、あまり気にはならないんだけれど。まぁ私自身の自己満足というか綺麗事というか。

だから樅の木を購入するかは迷った。クリスマス・ツリー用の樅の木は、このシーズンの為に植林され、種類的にも成長が早いそうで、旦那的には気にすんな〜。それでも自分のエゴで命を頂く訳で、暫く悩んだ。結局購入を選んだ理由は、我が子たちに、どの子供たちも体験し得るであろうクリスマスの思い出を作ってあげたかったから。他所は他所、と育てられた私自身は、オトモダチと話を共有する事柄が少なかった。皆んなが持っているから買い与えるとか、皆んながやっているからやらせるとか、そういう単純な事ではなく、多くの子供が子供時代に共有出来る事として体験し、経験し得るであろう機会を親が自分の都合で奪ってはならないという事。1人で生きてゆく事の出来ない人間に、共有体験はとても大切な事だと私は思う。そして、我が家へ来てくれた樅の木に感謝の気持ちを持って欲しかったし、メリハリのある季節毎の宗教に関わる祝祭日を身近に体験して欲しかったから。

な〜んて小難しく考えたのは少しだけで、単に子供たちとクリスマスをクリスマスらしく楽しく過ごしたかったから。

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長男も飾りを外したりお手伝い。几帳面なパパが市の条例に従い、鋸で樅の木をカット。

我が家の樅の木さん、今日でさよならです。ビビッときて我が家に縁あってお越し頂いた樅の木さん。素敵な時間を有難う。子供たちも旦那に運ばれて行く樅の木さんにちゃんと、アリガト、バイバイ出来ました💮

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樅の木さんにお別れした後はオヤツにミニトマト堪能する次男。大好きなバナナを差し置いて、ミニトマト・ブーム到来。長男にもそんな時期があったなぁ。