お題「【いい夫婦の日】相手の好きなところ100個」  「いい夫婦の日」に寄せて

お題「【いい夫婦の日】相手の好きなところ100個」

 

エマです。

11月22日は「いい夫婦の日」。つま子さんが素敵なお題で記事をアップされていましたよね。そしてお題に答えてくれたブロガーさんたちの紹介。打てば響くような記事を書ける、つま子さんは凄い。そして懐が広すぎる!

自分自身は中々100個も旦那の好きなところを書き出す作業を放置していながらも、つま子さんや皆さんが挙げられた旦那様の好きなところを、うんうんと思いながら楽しく拝読させて頂いたのでした。

何せズボラな私ですから、100個も書き出す億劫さがあるので、今回は旦那の良いところも踏まえて、我が夫を紹介します。

私の夫は私より二つ年下。とはいえ精神年齢で言えば夫はずっと分別のある大人です。我が家には三人子供がいると揶揄される所以です。馴れ初めは同じく柔道をしていた事。中々同年代の稽古相手がいない中に知り合い、他の同年代の練習相手の人たちと楽しく和気藹々遊んで貰っていました。

夫は建築士で、勤めていた設計会社から、要建築士資格の別業種に転職。現在設計する事がないので、ちょっと退屈なようです。若い頃から建築士を目指しており、元々器用でものづくりに興味があった為、大学に入る前にドイツ徒弟制度(職業訓練)で大工の国家資格を取得しています。日曜大工どころか本職の仕事をしてくれますので、大変心強いです。

そして我が夫はネアンデルタール人です。太ってからはそう目立たなくなったのですが、目の上の骨が金壺といいますか、凄いんです。眉上弓と言うらしいですが、類人猿や古人類の眼窩上隆起みたい。何かが目元に降ってきてもガードされ目を守ってくれる事も。安心です。

眼窩上隆起(がんかじょうりゅうき)は、類人猿や古人類の眼窩(眼球が収まる部分)上方に見られる、庇(ひさし)のように張り出した部分。現生人類(ホモ・サピエンス)にはない。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/眼窩上隆起

身長は低く170cmあるかないか、小柄ですが体型の所為で大きく見えます。体型がまさにシルバーバックでして、筋肉の付き方がハンパないです。常に筋肉が熱を発散しており、同じ部屋にいると室温が1度以上上がります。冬場は暖かく夏は暑苦しいという。

では夫の好きなところを未分類ですが、箇条書きでお送りします。

  1. 穏やか・優しい (あまり怒らない)
  2. 声を荒げる事が嫌い
  3. 物事に公平
  4. 子供をあやすのが上手
  5. 家事力高すぎ (特に料理)
  6. ご飯をモリモリ美味しそうに食べる
  7. ご飯をほぼ毎日作ってくれる
  8. 力持ち 
  9. 家族思い
  10. 定時で帰宅 (17時前後には帰宅、その分朝早く出勤)
  11. 時事問題に敏感
  12. 真面目で誠実、正直者
  13. 緊急時に冷静に対処出来る
  14. 絵心がある (素描は下手)
  15. 機械やPC等に詳しい
  16. 日本に興味を持ってくれる
  17. お金をあまり使わない
  18. 物持ちが良い
  19. 恥ずかしがり・淋しがり屋
  20. 動物大好き。犬の扱いが上手い。
  21. 動植物に優しい
  22. 我慢強い
  23. 歯が超健康 (歯磨き忘れるのに)
  24. 子守唄を歌ってくれる
  25. 何でも嫌な顔せずに手伝ってくれる
  26. お人好し
  27. 可もなく不可もなく、人間の営みを当たり前の事として受け止めて生きていける人 (私は考え過ぎて色んな事につまづき過ぎの傾向があります)
  28. 嘘をつかない
  29. 早起きが出来る 
  30. 慎重・用心深い
  31. 同性からの信頼が厚い
  32. YouTube だとか記事を別々に観ていて、色んなリンクやおススメを巡り巡って、2人して最終的に同じような記事や動画に辿り着いてしまうところ
  33. 非科学的なものを信じない (霊的なアレを怖がらない)
  34. 理論的
  35. 地図を読める
  36. 道交法を順守する
  37. 字が上手い
  38. やる事が丁寧
  39. 私が病気の際、看病してくれる
  40. 泣きそうな映像は見ない
  41. 何事も子供第一で考える
  42. 決断の必要な事は相談してくれる

 

などなど。すぐには100個挙げられないけれど、数の問題ではない。好きなところが1つでもあれば、夫婦は色んな事に目をつぶりながらも、お互いを愛しいと思える。

つま子さんがおっしゃっていたように、人の好きなところ・良いところを挙げる時、反対に嫌なところも言いたくなるけれど、ネガティヴな事は敢えて挙げ連ねる必要はないんですよね。人を好きになるという事は、好きなところ・嫌いなところを点数化して見比べて決めるのではなく、単純にこの人好き!でいいんだと思う。人間は感情のある生き物だから、感覚的な「好き」という本能的な直感を信じたっていいかなと。

両極端だけれど、それをお互い補い合う夫婦。似た者同士の夫婦。夫婦には色んな形があって、2人にしか分からない事もある。夫婦って何だろう。切っても切り離せないもの? 何にせよ、繋いだ手を振りほどく事なく、人生を共に歩んでいけたら幸い。だってさ、愛しい子供たちはいずれ私たちの手を振りほどいて行ってしまうのだもの。私たちだけでも手を繋いだままでいよう。お互いの手の温もりが慈しみや癒し、そして慰めとなれたら、その人生は豊かだと言えるのかもしれない。 

f:id:Mimilein:20181124074524j:plain

 

可愛いのでもみくちゃにされる次男

エマです。

寝坊助次男が起きると大抵はベッドで暫く一緒にゴロゴロしながら和むのが日課です(早く出勤せねばならないのだけれど)。時には長男も参戦。次男、可愛い可愛いと撫ゴロシ。次男は身長も伸びて幼児体形になってきたのに、見た目や喋れないところが乳児のようで、特に髪の毛の薄い頭からは赤ん坊のような魅力的な香ばしい良い匂いがするのです。私や髪フェチの長男に常にスンスン匂いを嗅がれています。今回日本帰省した際に、次男が泣いて騒いだらどうしようと話していると、旦那が「大丈夫!次男は赤ん坊にカモフラージュしているから、大目に見てもらえるって」と。そう言われる位に幼く見えるのです。

そんな次男ももう2歳10ヶ月。「パパ/ママ(が)ダメって言った!」と言える位、成長しました(2人目らしい台詞だ!)。それでも、いつまでも可愛い可愛い言われていくのでしょう。

仕事から帰宅すると小さな体でとっとことっとこ走って来て抱きしめてくれる次男。最近は回転しながら背中から私の腕の中へ転がり込んでくるように全力で飛び込んで来る。TVを観る時も私に体を預け、私の両腕を取って自ら鎖のように「かっちゃん」と言ってお腹の前で施錠する次男。寝る時はママの腕枕。

この子は赤ん坊の頃から長男の保育園の送迎のお供をし、小さな子供たちから(ちょうどまだ下の子がいない年齢の子供たちなど)、「触って良い〜?」といつも囲まれ、長男の自慢の赤ん坊でした。長男が幼稚園へ上がると、特に女の子たちが次男を可愛い可愛いと取り囲み、撫でくりまわして構ってくれ、来ない日があれば「あの小さな子は何処?」と質問攻め。此処でもやはり自慢の弟。

「はい/いいえ」は言えるのに基本的には首を縦横に振って意思疎通。会話も主に一問一答形式。舌が長いのでよく英語の「th」のように舌を出しながら喋ります。加えて喋る時に発音が上手く出来ないので、親でも理解に悩む事も多々あります。「水/Wasser」と言えるのに水の入ったマグが欲しい時は「ごっ」と要求。何故だ?

兎に角甘え上手な次男、本人も可愛い可愛いともみくちゃにされるのが好きなよう。ただ、小さいと言われるのは心外らしく「ミニじゃないもん、大きいもん!」と反論。そうね、あなた大きくなったよね。その調子、その調子。早く「ひとりでできるもん」におなり。

f:id:Mimilein:20181118053549j:image

 

 

 

 

 

 

 

 

聖マルティンの日 in 2018

エマです。

11月11日は聖マルティンの日。ランタンを持って聖マルティンの歌を歌いながら、近所を練り歩きます。

次男は8日に保育園の園庭で催され、長男の幼稚園は本日17時から幼稚園の側を警察官に交通整理されながら練り歩きました。昨年は雨が降り長男も風邪を引いていたので参加しませんでしたが、今年は我が家の子供たちは喜んで参加しました。

金曜日に旦那が長男と幼稚園でランタン作り。手先の器用な旦那が製作したミニオンのランタンは、誰からも羨ましがられて長男も嬉し恥ずかし。

f:id:Mimilein:20181112053351j:image

幼稚園外で友だちに会えて大興奮の長男は待ち合わせ場所で友だちと走り回り、次男はその後を付いて回って大はしゃぎ。次男は知らない子供たちについて回るのが大好き。一見一緒に遊んでいるようでも、実際は一方的に一緒に遊んでいるつもりなだけ。それでも次男は大満足。だから小さな子供たちが、ワイワイ楽しく遊んでいる所へ行くのが大好き。人の輪に入るのが苦手な長男や私には中々出来ない芸当で、これからもその感性を大切にしていって欲しいと思っています。

f:id:Mimilein:20181112055019j:image
f:id:Mimilein:20181112055027j:image

少し暗くなってきた頃合いを見て歌を皆んなで歌います。

f:id:Mimilein:20181112055608j:image

最後は幼稚園の側の広場で聖マルティンの火を焚き、パンを皆んなで千切って分け合って食べました(聖マルティンは人と分け合う事や施す事を教えてくれる聖人なのです)。

f:id:Mimilein:20181112055218j:image

帰る頃にはもう真っ暗。頑張って歩いた次男は少しお疲れのよう。

f:id:Mimilein:20181112055613j:image

単に歌って練り歩くだけでも皆んなが大好きな行事の1つ。来年はどんなランタンを作ろうか。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと切ない絵

エマです。

実家帰省前から始まり、帰省後も暫く続いてた登園拒否も大分なりを潜め、また元気に幼稚園へ通えるようになった長男。本日長男を幼稚園からピックアップした際、彼の棚に巻紙が。広げると何か人型の絵が描いてありました。その時は急いでいたので鞄にしまって、長男には何も聞かずに帰宅。

f:id:Mimilein:20181109050449j:image

帰宅後に鞄から絵を取り出した際に長男に声をかけました。

「何描いたの?これ誰?」

「次男とバギーとママだよ〜」

「上手に描けるようになったね。でも指が6本?沢山あるね。この赤いのは何?」

「バス停(のベンチ)」

「おぅ…」

ちょっと言葉を続ける事が出来ませんでした。

長男は登園してから私と次男にバイバイした後、必ず先生について来て貰って道路側の窓辺へ行き、外に出て来た私たちにもう一度バイバイするのが日課になっています。外からバイバイする前に幼稚園内で長男に向き合ってちゃんとバイバイする事、先生に付き添って貰う事、この2つは彼の中では絶対のルールで、この儀式を無しにする事は出来ません。特に園内でのバイバイが彼にとって、きちんとバイバイになっていなかった場合(よくあるのが、彼が友だちに気を取られて私のバイバイにちゃんと耳を傾けていなかった場合)、パニックになって泣きます。そうなると先生の隙をついて脱走して追いかけて来たり、窓辺で号泣する彼にバイバイして早急に立ち去るように、室内から先生がジェスチャーして私に指示します。

この日の朝、長男と園内でバイバイして窓辺へ回ると、何故か1人で泣いている長男の姿が。先生も側にいないし、どうしたのかなと思ったものの、中へ戻る訳にもいかず、そのままバイバイしました。しかし次男の保育園へ向かう私たちが乗るバス停がすぐ側にあります。長男の幼稚園と道を挟んで斜め50m程先の、窓にぴったり顔を付ければ我々の姿を見られるギリギリの絶妙な位置にバス停があるのです。ちょうどバスが行ってしまったばかりで、次のバスまで10分程かかります。次のバスが来るまでの間、ずっと窓辺に佇んで、悲しげにこちらを見ていました。次男と私も時折手を振ったりして切なく、早くバスが来ないかとやきもきしました。

そんな出来事があって、この長男の絵。悲しい気持ちで描いたのかは分かりませんが、こちらにはグッとくるものがありました。

何故朝泣いていたのか長男に訊くと、やはり「ちゃんとバイバイせずに行ってしまったから」との事。園内でバイバイした時、彼は既に先生を連れて窓辺へ向かって私たちに背を向けていました。なので、私としてはバイバイが出来たとみなしたのです。あの時確かに、バイバイした際に長男はきちんと私に向かい合っていませんでした。しかし自ら窓辺へ向かった事で、こちらはもう大丈夫だと思った訳です。長男のこだわりは物凄いけれど、それが分かっているならば、本当は毎回ちゃんと彼の日課に付き合ってやらねばならないなだなぁと実感しました。同じ轍は踏むまい、と心した瞬間でした。

でも毎朝私がひりくっついて抱きしめてバイバイすると、友だちや先生の手前、恥ずかしそうにする長男は可愛いものです。

f:id:Mimilein:20181109145707j:image

 

 

 

どんな大人になるのだろう

エマです。

我が家の2歳差兄弟(4歳9ヶ月、2歳9ヶ月)。2人共この夏大きく成長しました。

f:id:Mimilein:20181022044737j:image

この半年、身長もぐっと伸びて、おのおの出来る事も増えました。

長男は日本語はぜ〜んぜん出ないし、ドイツ語も文法の間違いが多過ぎだけれど(過去分詞と3格4格支配)、LEGO を組み立て表を見ながら組み立てたりバラしたり細かい作業が出来るようになり、簡単なトランプ遊びやボードゲームも出来るようになってきました。パズルや神経衰弱なども上手に出来るように。私に似て癇癪持ちで乱暴者だけれど、弟にとっては頼もしい兄者。元々臆病な性格なので、次男がいる事で安心出来たりするので、色んな場面で兄弟がいるって良いなぁと思う。

次男は言葉は遅いけれど、日本語の単語も少しずつ出てきて、歌も大分上手に歌えるようになってきました。トイレトレはあまり進んでいませんが、最近夜に尿意を催すと声をかけてくるように(半分は寝たくないから起きてトイレへ行くふり)。もうそろそろオムツ卒業して欲しいな。長男の幼稚園(4-6歳)はオムツが取れてなくてもいいよ〜という事だけれど、来年3月までにはトイレで出来るようになって欲しいところ。長男に指示されるがままにはならないところが大変宜しい。長男と戦ったり喧嘩したり、長男と同じ物を欲しがったり、やはり長男が大好き。

 

長男は消防のお医者さん?になりたい(消防の車で駆けつけてくる救急のお医者さん。でも彼の中では消防士でもある。なんじゃそりゃ)。そして忍者にもなりたいし、お相撲さんにもなりたい。夢は広がるね。少年よ、大志を抱け。将来の夢を叶えるには、いっぱい勉強しないとね。そして色んな人に出会って色んな経験出来たら良いな。虫の名前を覚えたり生き物に触ったり、飛行機に乗って日本へ行ったり。自分の目や体で色んな事を体験して、自分の中へ吸収していって欲しい。

幼い次男にはまだ将来の夢は漠然としたもの。でも好きなモノは沢山あるんだ。消防士サムや新幹線、煌々した華やかなモノ。自分の周りを大好きなモノで散りばめて、いつか自分の道を見つけ出すのだろうね。

f:id:Mimilein:20181105053417j:image

2人共、どんな大人になるのだろう。どんな職業につこうとも、どんな場所にいようと、自分が自分らしく生きて行ける大人になってくれたら幸い。

そして旦那も私も、子供たちがどんな大人になるのか楽しみでもあり、どんな大人になっても愛し続けるんだという事は確実。

 

f:id:Mimilein:20181108063513j:image

無印のネッククッションを斜めがけして乱太郎になりきり、2人で忍たま乱太郎ごっこ。長男は先生役。

 

 

 

 

 

 

長男、頑張る

エマです。

先日長男の通う日本語幼児教室で秋の運動会(室内)が催されました。

1時間半位の催し物でしたが、昨年出来なかった事が出来るようになって、嬉しかったです 。運動会の練習の際にも全く皆んなの輪に入らずにいたので、当日の長男の頑張りに先生たちもビックリ。

1. まずは皆んなで集まって座って、校長先生のお話。ちゃんと座って聞けました(昨年は逃走、ずっと私の所に)。

2. 自宅練習していなかったラジオ体操第一、先生たちの動きに合わせて、ギクシャクですが一生懸命出来ました(昨年は逃走)。

3. 障害物競走も、先生に誘導されながら1番のり(昨年は別の競技でしたが逃走)。

4. 全3クラスでの綱引きは皆んなと力を合わせて頑張れました(昨年は玉入れ。唯一拾った1つの玉を大切にしてモジモジしている間に終了)。

5. グミ食い競技は昨年同様、やる気満々で1番のり。お菓子に釣られやすいので、これだけは安心出来る競技。昨年やった事があるだけに要領良く出来ました。

6. アンパンマンのサンサン体操。普段から皆んなと一緒に何かをする事が出来ない長男(本当は一緒にやりたいのだけれど恥ずかしい)。自宅で何回か練習したのもあり、いざ本番頑張れました。隣にクラスの男の子がいて、彼の少しおちゃらけながらやる様子を横目に一生懸命やれました。

f:id:Mimilein:20181101213239p:plain

 

競技の合間も、クラスの男の子たちとちゃんと座る事が出来、時々悪戯しあったりと嬉しかったみたいです。一方的に構って欲しそうにチョッカイ出したりしている場面もありましたが、それでも一応コミュニケーションになっていたので、ホッとしました。長男のクラスは男の子が多いので、お友だちになりたい模様。ちゃんと日本語で会話しないとね〜。

次男も大人しく見学し、競技毎に拍手したり、ちびっこの為のグミ食い競走にも参加して、親の心配を他所に、華麗にグミをゲットしてきて楽しめました。やはり2人目の次男は大胆不敵だ…。

昨年あれだけ居た堪れずに悲しい思いをした運動会、今年は笑顔で過ごす事が出来、子供たちの成長が嬉しい1日でした。

f:id:Mimilein:20181102054138j:image

床の上でくつろぐ次男。

日独な子供たち

エマです。

ちょっと忘れたくないな、と思ったので備忘録を兼ねて。

長男の日本語幼児教室で「ひらがな表を見て文字を読む練習を毎日する」という宿題が出ました。長男とお母様がドイツ人の男の子以外は、自宅での先取り教育や日本人家庭育ちなどで、4歳にして既に皆んな字の読み書きが出来ます。そうしたお子さんたちにとっては簡単なこの宿題、長男にとってはかなりハードルが高いのです。あいうえお〜という歌は少しは歌えるのに、「あ、の次は何?」という質問には答えられません(数字も同様)。

ひらがな表の前に「新トーマスとあいうえお」を持参した長男。これじゃ練習にならないと言われればそうなのですが、宿題をやる気になってくれただけでもヨシとしよう。私と一緒にひらがなを読みました(ほとんどトーマスが読んでくれましたが)。

 

音とカードでおけいこ! 新トーマスとあいうえお ([バラエティ])

音とカードでおけいこ! 新トーマスとあいうえお ([バラエティ])

 

昨日は旦那が長男と宿題を一緒にやってくれました。旦那は日本語が話せませんが、ひらがなで五十音位は何とか一通り読む事が出来ます(柔道の指導者なので、身体の部位と技の名前も言えます)。

f:id:Mimilein:20181030062655j:image

我慢強い旦那は長男に懇々と説いて聞かせて、宿題を進めています。短気な私には中々出来ない事。

その間、私はそんな彼らの会話(ドイツ語)に耳を傾けながら、台所で夕食の後片付けをしておりました。

「ママと自分と弟は日本人、パパはドイツ人なんだよ」

「違うよ。ママは日本人だけど長男と次男は違うよ」

ここで私の耳はダンボに。屹度ハーフって言うぞ、と思いながら。そしたら思いがけずに違う言葉が。

「貴方たちは日本人とドイツ人、両方だよ〜」

おおおお、そう思ってくれていたのか。旦那の言葉に感慨深く私の中に沁み入ってゆきました。

ドイツでは日独混血の場合、Halbjapaner (半分日本人)、Halbdeutscher (半分ドイツ人)という言い方をします。これだと、どっちでもない、中途半端な人という捉え方が出来、所謂ハーフの人はこの表現を嫌がります。以前、日本語プレイグループで一緒だった日独ハーフの日本語が完璧なパパさんに、ご自身がハーフとしての経験から、ハーフと呼ばれる事をぶっちゃけどう思うか、どう思ってきたのか、これからドイツで成長してゆく我が子たちの後学の為に訊いてみました。やはり半分、という言葉には語弊があり好きではないそう。そして照れながらこう続けてくれました。

「自分で言うのも自慢みたいでアレなんだけど、僕の父は本当に素晴らしい人でね。その父がね、僕に"お前は半分日本人、半分ドイツ人ではなくて、両方持っているんだよ"って言ってくれて。凄く嬉しかったんだ」

これがドイツ人的な考え方なのかはわからないし、「ハーフ」という言葉に対する模範解答なのかは分からない。でも、こうした言葉がすらりと口から出てくるというのは、そのひととなりが表れているようで。

だから、同じ考え方で「貴方たちは日本人とドイツ人、両方だよ〜」と言ってくれた旦那は尊敬出来る人。これからの長い人生の中で、差別されたり苦しい時や悲しい時、屹度父の言葉に救われたり慰めとなるに違いない。

私はこの日のこの父子の会話を心に刻んでおこう、そう思いました。

 

サンドラ・ヘフェリンさんのコラムも為になります。

ハーフを考えよう | サンドラ・ヘフェリン